歯間がスッキリ! 歯間ブラシと糸ようじの正しい使い方
歯ブラシだけで歯磨きをしても、歯と歯の隙間に汚れが残り歯垢の原因になります。
歯垢が溜まれば口臭や虫歯、そして歯周病の原因になるので毎日のケアでしっかり落とすことが大切です。
そこで今回は、歯ブラシでは落としきれない汚れを落としてくれる歯間ブラシと糸ようじの正しい使い方をご説明します。
歯ブラシだけでは落とせない汚れ
歯ブラシで歯を磨いても汚れを完璧に落とせないと言われており、残った汚れはそのまま歯に付着して歯垢となってしまいます。
しかし、歯ブラシと一緒に歯間ブラシや糸ようじを使うとほとんどの汚れや歯垢が落とせるのです。
虫歯は歯と歯の間から発生することが多く、歯周病も歯と歯肉の間のプラークが原因で起こります。
口腔内を衛生的に保つためには、歯間ブラシや糸ようじを習慣的に使うことがとても大切です。
歯間ブラシの使い方
歯間ブラシには前歯に使いやすいI字タイプと、奥歯に使いやすいL字タイプがあります。
前歯を磨く時は、上の前歯は上から下へ、下の前歯は下から上へ挿入すると痛くありません。
上手に挿入できたら数回前後に動かして汚れを落とします。
この時に歯茎を傷めないように気をつけましょう。
奥歯を磨く時は、口を小さめに開けて頬側から歯に沿って、上の奥歯は上から下へ、下の奥歯は下から上へ歯間ブラシを挿入します。
奥歯は見えにくいので、歯茎に当たらないよう気をつけて数回左右に歯間ブラシを動かして磨きましょう。
この磨き方に慣れてきたら、舌側からも歯間ブラシを挿入して磨くようにするとより一層きれいに汚れが落とせます。
磨いている時に引っかかる部分があったら、無理に動かさずに歯間ブラシをそっと抜いて歯や歯茎を傷めないようにします。
歯間ブラシのお手入れ
歯間ブラシは傷んでいなければ数週間使用できますので、流水でよく汚れを洗い流ししっかり乾燥させてからキャップをして保管しましょう。
洗わなかったり濡れたまま保管すると、雑菌が繁殖して不潔になってしまいます。
また、軸が曲がってしまったり、毛が開いたり少なくなったらすぐに交換しましょう。
糸ようじの使い方
糸ようじにはI字とT字があり、I字は前歯、T字は奥歯に使いやすい形状となっています。
歯間ブラシは歯の隙間に対して横から挿入しますが、糸ようじは歯と歯の間の上から挿入して使います。
歯間ブラシが入りにくい場所、歯間の隙間が狭い場所には糸ようじが向いています。
糸ようじで前歯をお掃除する場合は、歯と歯の隙間の上から優しく糸ようじを挿入し、そのまま上下に動かして汚れを落とします。
奥歯の場合も同じように糸ようじを入れ、歯の根元から上に向かって糸ようじを添わせるように動かし歯垢を掻き取ります。
数回糸ようじを動かせば歯垢が綺麗に除去できます。
糸ようじを歯の間に入れるときに強く入れてしまうと歯茎を痛めてしまいますので、慎重に優しく挿入しましょう。
糸ようじは1度使うと糸がほぐれたり切れてしまうので再利用はできません。
糸が傷んだ糸ようじは歯垢を掻き取る効果も薄れますので、毎回新しいものを使用しましょう。
歯に歯垢が溜まってしまうとお口の中にさまざまなトラブルが生じてしまいます。
歯にトラブルがあれば、毎日の食事にも支障が出てしまいます。
いつものケアにプラスのケアをして、嫌な口腔トラブルを未然に防ぎましょう。