オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは、方法が違うだけで効果は全く同じですか?
オフィスホームホワイト二ングとホームホワイトニングは、「歯を白くする」という共通の目的のための施術方法です。同じように歯を白くする事ができますが、効果の現れ方が異なります。
今回は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、両方の特徴について、比較をしながら詳しく解説します。
オフィスホワイトニングとは
オフィスホワイトニングは、歯科医院で施術を受ける方法です。歯面に専用の薬剤を塗布して、特殊な光を照射して、歯を白くします。
即効性があるのが特徴で、1回の施術である程度の効果を実感する事ができます。
オフィスホワイトニングには、機材や薬剤の種類が異なるいくつかのホワイトニングシステムがあります。歯科医院によって使用しているものが異なり、効果の現れ方も異なるので、事前に確認が必要です。
ホームホワイトニングとは
ホームホワイトニングは、自宅で薬剤の入ったマウスピースを一定期間装着して、歯を白くする方法です。
最初に、歯科医院を受診して歯の型取りを行い、自分専用のマウスピースを作ります。マウスピースが完成したら、ホワイトニングジェルを処方してもらい、自宅に持ち帰り、ホワイトニングを行います。
効果の現れ方は緩やかで、2週間程度継続してマウスピースを装着すると、効果が現れてきます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
それぞれの違いについて、様々な角度から比較して見て行きます。
(1)効果の現れ方
オフィスホワイトニングは即効性があるので、個人差がありますが1日で効果を実感する事ができます。一方、ホームホワイトニングは、効果が現れるまでに時間がかかります。
平均して2週間程度、マウスピースを装着してから徐々に効果が現れます。
(2)薬剤の種類
オフィスホワイトニングは、「過酸化水素」を主成分としています。一方、ホームホワイトニングは、「過酸化尿素」を主成分としているものが中心となっています。
「過酸化尿素」は分解されて「過酸化水素」に変わるので、基本的には同じ成分という事になります。
オフィスホワイトニングは、歯科医院で取り扱いが可能な、比較的高濃度の過酸化水素です。ですから即効性があるのです。
ホームホワイトニングは、一般の方でも自宅で取り扱いが可能な、低濃度の薬剤となっています。
(3)白さの持続性
ホワイトニングで得た歯の白さは、残念ながら永遠に続くわけではありません。時間の経過と共に、色戻りが起きてしまいます。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、ホームホワイトニングの方が、色戻りまでの期間が長くなります。じっくりと時間をかけて白くしていくため、薬剤が深くまで浸透し、色戻りにしにくいのです。
白さを持続させたい場合には、タッチアップと言って、完全に色戻りする前に、再びオフィスホワイトニングを行うか、オフィスホワイトニング後、ホームホワイトニングを継続して利用していう方法がおすすめです。
(4)費用
ホワイトニングは保険が適用されません。全額自己負担の自費診療となります。価格は、歯科医院ごとに自由に設定できる仕組みとなっています。参考として、費用の相場をします。
オフィスホワイトニング
1万円〜5万円程度と幅があります。ホワイトニングシステムによって、費用が大きく異なるためです。ホワイトニングシステムによって、効果の現れ方が大きく異なるため、種類によっては、1回の施術効果が少ない場合もあります。事前にホワイトニング相談等を受けて、費用と効果の現れ方について合わせて説明を聞いておくようにしましょう。
ホームホワイトニング
1万円〜3万円程度が相場です。価格に幅がありますが、マウスピースのみの価格なっている場合と、ホワイトニングジェルが含まれている場合があるので、確認するようにしましょう。
ホワイトニング方法の選び
ホワイトニングは、自分にあったホワイトニング方法を選ぶことが大切です。
どんな人にどのホワイトニング方法が向いているのか、いくつかの例を紹介します。
できるだけ早く歯を白くしたい場合
即効性のあるオフィスホワイトニングを選びましょう。オフィスホワイトニングの中でも、1回の効果が高いものを選ぶと、より効率良く歯を白くする事ができます。
白さを長く維持したい場合
効果を持続させやすいホームホワイトニングを選びましょう。ホームホワイトニングは、即効性はありませんが、比較的、色戻りまでの期間が長いので、白さを長く維持しやすいです。
効果を早く求めたい場合には、オフィスホワイトニングを行った後に、ホームホワイトニングを行うと高い効果を維持する事ができます。
毎日マウスピースを装着するのが面倒な人
ホームホワイトニングは、自分でマウスピースの管理を行わなければなりません。決められた時間、毎日継続してマウスピースを装着しなければなりません。自分で管理をするのが面倒な人や、忘れてしまいがちな人には向いていません。
決められた通りに装着できない場合には、効果が現れにくくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは、両方とも歯を白くする事ができる施術方法です。ただし、効果の現れ方・薬剤の種類・白さの持続性・費用に違いがあります。自分に合った方法を選択して、効果的に歯を白くしていきましょう。