寝相や寝方が「歯並び」に悪影響を与えてしまう?

寝相や寝方が「歯並び」に悪影響を与えてしまう?

遺伝による影響が大きいと考えがちな「歯並び」の問題ですが、寝る時の姿勢や寝方が歯並びを悪くしてしまうことがあるのをご存知でしょうか。
今回は寝相や寝方が歯並びに悪影響を与える理由や、歯並びへの影響が少ない寝相や寝方について紹介していきます。

 

どうして寝方で歯並びが悪くなるの?

どうして寝方で歯並びが悪くなるの?

寝相が歯並びに悪影響を与えてしまう理由は、間違った寝方の場合、顎や歯に大きな負担がかかってしまうためです。

●うつ伏せ寝の場合
人間の頭の重さは平均して5kgほどあると言われています。
仰向けで寝た時に顎にかかる重さは約5kgであるのに対し、うつぶせ寝だと8〜9kgもの重さが顎にかかってしまいます。
顎は歯並びの土台となる大切なものなので、寝ている間に力がかかり続けることで前歯を始めとする歯並びに悪影響を及ぼしてしまうのです。
また顎への負担は「顎関節症」の原因になることも多いので、なるべくうつぶせ寝は避けた方が良いと言えるでしょう。

●横向き寝の場合
横向きに寝ている場合は、下になっている「歯」そのものへ30〜200g程度の圧力がかかってしまいます。
これは歯科矯正をする時にかける力よりも大きいため、下側になっている歯が内側に押し込まれ、歯並びや噛み合わせに問題が出るケースもあります。
また横向き寝では下向きにしている方の頬の筋肉が発達するため、毎日同じ方向の横向き寝をしていると、片方の頬が上がり顔が歪んでしまう危険性もあるので注意が必要です。
特に子どもの歯並びは変化しやすいため、寝相や寝方にはなるべく気をつけてあげましょう。

 

歯科医の勧める理想の寝方

歯並びへの悪影響を減らすためには、まっすぐに上を向いて眠る「仰向け寝」が推奨されています。
仰向け寝は顎や歯に余計な負担が掛からず、全身の血流の妨げにもならない健康的な寝方です。
もちろん人は寝ている間に何度も寝返りをうつものですが、なるべく仰向け寝の時間を多くしていく工夫が大切です。

 

歯並びに良い仰向け寝を増やす方法は?

仰向け寝時間を多くするためにオススメなのが、「枕」を少し低くしてみることです。
仰向け寝で枕が高いと息苦しくなってしまうため、寝返りをした後に横向き寝に落ち着いてしまう可能性があります。

枕は仰向け寝をした時に丁度良い高さのものを選び、顎や歯への負担を和らげるためにも少し柔らかめの物を選ぶと良いでしょう。
枕を低く柔らかめのものに変えることで、顎や歯だけでなく肩や首にかかる負担も緩和でき、肩こりや首の痛みの改善効果も期待できます。
枕は新しいものを買わなくても、タオルを折りたたんで重ね自分の好みの高さ調整してもいいでしょう。
タオル枕の高さを測って覚えておけば、枕を新調する時にも失敗が少なく体に合った枕を選ぶことができます。

いかがだったでしょうか。
寝相や寝方は意識して治すのが難しいことでもあるので、枕などの寝具に工夫を凝らす必要があります。
歯も睡眠も健康には不可欠なことなので、今回の内容をぜひ試してみてください。

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