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噛み合わせの力が強く、保険で総入れ歯を何度作っても割れてしまうので、チタンで出来た総入れ歯に作り代えたいのですが、長持ちはしますか? とても高価なので心配です

入れ歯治療を行っている南浦和の歯医者さん、くろさき歯科です。今回は「噛み合わせの力が強く、保険で総入れ歯を何度作っても割れてしまうので、チタンで出来た総入れ歯に作り代えたいのですが、長持ちはしますか?とても高価なので心配です。」という質問について詳しくお答えしていきたいと思います。

チタンで出来た総入れ歯は、保険の総入れ歯と比較して、強度が強いという特徴があります。ですから、保険の総入れ歯が頻繁に割れてしまう場合、チタンの入れ歯に作り変えるのは、方法の一つです。

チタンの入れ歯は長持ちするの?

保険のプラスチックの入れ歯よりも、金属であるチタンの入れ歯の方が、噛む力に対して強いと言えます。保険の入れ歯とチタンの入れ歯の特徴、そのメリットやデメリットについて詳しく解説し、噛み合わせの力が強い場合に長持ちする入れ歯について検証します。

保険の入れ歯とチタンの入れ歯を比較

健康保険は、病気の治療の際に、少ない自己負担で、最低限の治療がうけられる制度です。そのため、保険適用の入れ歯は、使える材料や作り方に制限があります。基本的に、保険適用の入れ歯はプラスチックが主材料となります。

一方、自費で入れ歯を作る方法もあります。自費の入れ歯では、様々な材料や作り方から、希望するものを選択する事ができます。チタンの入れ歯もその一つです。

(1) 保険の入れ歯の特徴

保険の入れ歯は、レジンというプラスチックでできています。総入れ歯は、粘膜の上にのる「床(しょう)」や「人工歯」まで全てプラスチックでできています。部分入れ歯の場合は、入れ歯を固定するために、残っている歯に引っ掛けるバネの部分(クラスプ)は金属製になります。

【メリット】
・保険適用のため安価
保険が適用されるため、安価です。総入れ歯の場合、全ての治療工程を合わせて、10,000円から15,000円程度です。(上下どちらか一つの価格)

【デメリット】
・装着時の不快感が強く出やすい
プラスチック素材できているため、強度を保つために、厚みを持たせた作りになっています。そのため、装着時に不快感が出やすくなります。

・食べ物の熱や味がわかりづらい
プラスチックの面積が広いため、食事をする時に、食べ物の熱や味がわかりづらくなってしまいます。

・長期間の使用による劣化
プラスチック素材のため、臭いや汚れが吸着しやすくなります。また、長期間の使用で変色やすり減りが起こります。保険適用の入れ歯の寿命は3年から5年だと言われています。

(2) チタンの入れ歯の特徴

チタンの入れ歯は、金属床義歯と言われる入れ歯の一種です。入れ歯の粘膜になる「床(しょう)」の部分に強度のある金属を使う事で、薄い入れ歯にする事ができます。装着時の違和感が少なく丈夫です。唇側の歯ぐきなど見える部分はピンク色のプラスチック素材です。

金属床義歯の金属は、金やプラチナ、ステンレス、チタンなどから選択する事ができます。チタンはその中でも生体親和性優れており、体内に埋め込む事ができるほど安全な金属です。

【メリット】
・丈夫で強い力がかかっても破損しにくい
床部分は丈夫な金属でできているため、破損しにくいのが特徴です。噛み合わせの力が強い場合でも割れにくいです。

・精密に作られており適合が良い
保険内の入れ歯と比較して、型取りから設計まで手間をかけて作られています。噛み合わせのバランスも考慮して、精密に設計されており、適合が良いという特徴があります。

・装着時の違和感が少ない
入れ歯自体を薄くする事ができるため、装着時の違和感が少ないのが特徴です。

・食べ物の温度が伝わりやすい
金属は、熱を伝えやすいため、食べ物の温度を感じて美味しく食事をする事ができる

【デメリット】
・自費治療のため費用負担が大きい
自費治療のため高額になります。歯科医院ごとに価格設定をするため、相場には幅があり、上下どちらか片方で15万円から50万円程度です。使用する金属によっても価格が異なります。

・修理に時間がかかる事がある
精密に作られているため、修理にも時間がかかる事があります。金属部分は、その場で修理するのが難しく、一度技工所に送らなければならない事もあります。

噛み合わせが強い場合に長持ちする入れ歯とは

噛み合わせが強い場合にチタンの入れ歯はおすすめです!入れ歯が割れてしまう原因で最も多いのは、「噛み合わせの力」によるものです。

ここまで、チタンの入れ歯の特徴について解説しましたが、チタンの入れ歯は、丈夫で、強い噛み合わせでも破損しにくいという特徴があります。

また、強い噛み合わせで破損しない入れ歯を作るためには、噛み合わせでかかる力の配分を推測しながら、精密に入れ歯を設計する必要があります。自費の入れ歯は、時間と手間をかける事ができ、精密に設計・作製する事ができるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。噛み合わせの力が強く、保険の総入れ歯で破損を繰り返している場合、丈夫で精密なチタン製の金属床義歯はおすすめです。

お口の状況は人それぞれですので、必ず「長持ちする」とは言い切れません。ご自分のお口に合ったチタンの入れ歯を作る事ができれば、長持ちする入れ歯を作る事ができます。噛み合わせなどお口の中の状況を踏まえて、歯科医師と相談の上、作り替えを検討するようにしましょう。



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